黄金週間 第一話 | 落とし穴

黄金週間 第一話

PIKKORO


お正月ぶりくらいに田舎に行きました。

 

父が「たまには長めにおいでよ」と行ったので

 

「そーか、そーかそんなに息子と遊びたいのか」と思い

 

二泊三日の予定で行きました。

 

田舎に着くと、まず地元の住民しかいない温泉に行き

 

父が温泉の特性と言い張る何かヌルヌルしたお湯につかり(←人間の垢なのでは?)

 

コロッケカレーを食べ、アイスをかじりながら家に帰ってくると、

 

庭が雑草だらけで、ボウボウです。

 

夏が近いのだなぁ、とか、蚊に刺されるのは嫌だなぁとか思っていたら、

 

父が・・・・・

 

「明日、僕ちょっと用事があって朝から出かけるけど、帰ってくるまでに雑草むしっといてね

 

と、一言。

 

ああ、なるほど・・・・・そのために長めにおいでと言ったのね。

 

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オラァ、息子なめとんのかぁ!!

 

と、開口一番かたわらに置いてあったビール瓶で父の頭を一打

 

もんどりうって、転がっている父を尻目に庭に火を放ち、燃え盛る炎をバックに

 

「これで、当分草むしりから開放されますよぉぉぉ、父さぁぁぁん」

 

と、叫ぶ自分を想像していると。

 

「じゃあ、僕、明日早いから後よろしくね」

 

と、父は早々に就寝。

 

何もない田舎なので、仕方なく最近住み着いた猫の「ジョパンニ」の

 

ふっくらとした金玉を、猫じゃらしで突っついて遊んでいました。

 

結びに:草むしりは、伯父さんと伯母さんが手伝ってくれ

 

     たので思ったより早く終わらせる事ができました。

 

     また、お昼にはカルビクッパを食べさせてくれました。

 

     ありがとう、伯父さん、伯母さん。