異文化交流 | 落とし穴

異文化交流

IBUNKAKOURYU


先日、めずらしく後輩と一緒に帰りました。

 

その帰りの電車の中で、後輩の異文化交流の話を聞きました。

 

中国で、同年代の学生さんと日中関係を含め


様々なことを語りあったそうです。


その話を聞いていて、


私も過去にオーストラリで韓国の学生さんと一緒に


ストリップを見に行った事を思い出しました。


当時、やっと物心がついたばかりだった私は


とにかく様々な物を見たり経験したりしたくて


ストリップに行きました。


しかし、経験の少ない私達は店選びに失敗し、


ボラれました。


その店の踊り子のオネーさんも全然、気が入ってなくて


『まぁ、仕事だし』みたいな、表情で淡々と踊っていました。


店を出た後、韓国の友人は


「大地、こんなんじゃストリップ見た、言えないよ」(←日本語がとっても堪能)


と言って、また別の店に行きたがりましたが、


私はとても、そんな気分になれず(客引きが、ものすごい強引で怖かったから)


「勘弁してください、帰りましょう」と、言って


別の友達の下宿先で飲むことになりました。


しかし、不幸は続くもので


私達がリビングで静かに飲んでいると、


その下宿先のリーダ格の日本人がやって来て(ルームシェアってやつです)


帰れと言われました。


その理由は、


知らない人は家に泊めてはいけないからだそうです。


(↑共同生活のルールらしい)


私は、なんとか彼に取り入ろうとし、ツマミ用に買ってきていた


チョコパイ


「余り物なんですけど、良かったらどうですか?」


と言って、あげようとしたら


「余り物なら、いらなねーよ!!」


と逆に怒られてしまい、追い出されてしまいました。


夜中の2時くらいだったと思います。


当然バスも無く、街までは歩いて2~3時間の距離にありました。


韓国の友人は


「大丈夫、タバコさえあればどこまでも歩ける」と言い


ハードボイルドだなぁ、と感心しましたが


私はタバコは吸わないので、先ほどの意地悪な日本人に渡し損ねた


チョコパイを食べながら歩きました。


その間私達は、日韓関係について語りながら歩きました。


その時、彼が言った


「私達は個人間では仲良くなれるけど、国家間では絶対仲良くなれないよ」


という言葉が、印象的でした。

結びに:ああ、懐かしい。