最近の私 パート3 | 落とし穴

最近の私 パート3

OFFICE

先週の土曜日、休日出勤をしました。


なんでも、今度、従姉妹の勤める会社で日本語の


話せる人(中国人)を雇いたいため、その面接


を行うということでした。


で、なんで私が一緒に連れて行かれたかというと


従姉妹 『面接に来た人の日本語の能力を知りたいからあんた、面接しなさい。』


という、ことだそうです。


断る理由(権利)がないので、引き受けました。


で、いつもより少し遅めの9時半に会社に行き、パソコンで、遊んでいると・・・・。


いきなり


従姉妹に「ほら、来たわよ。」と、呼ばれ別室へ


私「えっ、まだ心の準備が・・・」とは、微塵も思わず


スタスタと就職希望者の待つ個室へ行きました。


ちなみに、その日の私の格好はと言うと・・・


上は紫色のTシャツ、下は疲れきった朽葉色(色見本の館 参照)のズボン、


足元は紺色から、灰色に変りつつある薄汚れたスニーカ


加えて、頭は坊主が少し伸びた、一番見苦しい髪型でした。


ドアの前で自分の姿を思い返し、一瞬、部屋に入るのをためらいましたが、


よく考えると、流行のクルービズとあまり変わらないな思い、入室しました。


冷たい視線を予想していましたが、結構普通でした。


その辺りは流石、中国、いいかげ・・・・もとい、寛大です。


中国、大好き。


さて、先ほども言ったので重複しますが、私の仕事は


純粋に就職希望者と日本語でお喋りをして、日本語能力を測るというものです。


当然、面接官は私の他にも現地の人事の方がおりますので

本決定はその方次第です。


就職希望者は、29歳の男性でした。


とりあえず、人事の方の隣に座り、就職希望者に挨拶をすると・・・・・・


困った・・・・・何を話そう・・・。


全く、考えていませんでした。


しばし沈黙の後、


私:「あ、あの、ご出身は?」


男性:『はい、○○省です


いかん!、全く興味がない地域だ(中国は北京と香港以外知らないし)


私:「ああ、そうなんですか。」


私:「・・・えっと、日本語はどこで習われたんですか?」


男性:『愛知県、名古屋ですね。で、3年ほど働いていました。』


やった、名古屋なら行ったことある。(もうすでに、感覚が間違っている)


男性:『○○省と名古屋は姉妹都市なんです、だから交換留学みたいのを

    

やっていまして・・・』


ええっと、名古屋、名古屋、名古屋と言えば・・・・・・


私:「名古屋、きし麺美味しいですよね・・・・。」


男性:「へっ?・・・ああ、美味しかったです、きし麺。」


私:「後、味噌煮込みとか食べた事ありますか?」


駄目だ、食べ物の話題しか出てこない・・・・・。


後、何を話したかあんまり、覚えていません。


とりあえず、全く意味の無い会話だったと思います。


でも、私の隣に座っていた会社の人事の方はニコニコしながら


その光景を見守っていました。


わからないって恐ろしい・・・・。


5分ほど話をして、「では、頑張って下さい」といい残し


たまらず私は席を立ちました。


部屋を出て、従姉妹に報告しに行くと、


従姉妹『オーマイガッ!短すぎるわよ。』


と言われ、再び面接室へ・・・・。


一度、席を立った人間が再び部屋に帰ってきて


面接管も就職希望の男性もキョトンとしていたので・・・・


正直に


私:「すいません、短すぎると叱られたので、もう少しお話しましょう。」


と、言ってお話をしました。


とりあえず今回は、なぜこの会社を希望したのかや、紙に対する思い入れ


将来の夢などを聞きました。


その中で、男性が「私は、まだ日本語がそんなに上手じゃないので、ここで

勉強したいと思っています。」


と、言ったのでその時点で、この男性は残念な結果になりました。


なぜなら唯一、従姉妹が私にくれた面接の判断基準が「日本語を流暢に話せる事」


という至極分かり易いものだったためです。


面接時には、あまり余計な事は言わないのが身のためですね。


もっとも、彼自身が言うとおり彼の日本語は流暢なものでは


ありませんでした。


一仕事?終わり、お昼を食べていると、突然従姉妹が部屋に入ってきて


『早く、来て。次の面接希望者が待ってるわよ』


・・・まだ、あったんだ。


結びに:この話し、続きます。