落とし穴 -5ページ目

異文化交流

IBUNKAKOURYU


先日、めずらしく後輩と一緒に帰りました。

 

その帰りの電車の中で、後輩の異文化交流の話を聞きました。

 

中国で、同年代の学生さんと日中関係を含め


様々なことを語りあったそうです。


その話を聞いていて、


私も過去にオーストラリで韓国の学生さんと一緒に


ストリップを見に行った事を思い出しました。


当時、やっと物心がついたばかりだった私は


とにかく様々な物を見たり経験したりしたくて


ストリップに行きました。


しかし、経験の少ない私達は店選びに失敗し、


ボラれました。


その店の踊り子のオネーさんも全然、気が入ってなくて


『まぁ、仕事だし』みたいな、表情で淡々と踊っていました。


店を出た後、韓国の友人は


「大地、こんなんじゃストリップ見た、言えないよ」(←日本語がとっても堪能)


と言って、また別の店に行きたがりましたが、


私はとても、そんな気分になれず(客引きが、ものすごい強引で怖かったから)


「勘弁してください、帰りましょう」と、言って


別の友達の下宿先で飲むことになりました。


しかし、不幸は続くもので


私達がリビングで静かに飲んでいると、


その下宿先のリーダ格の日本人がやって来て(ルームシェアってやつです)


帰れと言われました。


その理由は、


知らない人は家に泊めてはいけないからだそうです。


(↑共同生活のルールらしい)


私は、なんとか彼に取り入ろうとし、ツマミ用に買ってきていた


チョコパイ


「余り物なんですけど、良かったらどうですか?」


と言って、あげようとしたら


「余り物なら、いらなねーよ!!」


と逆に怒られてしまい、追い出されてしまいました。


夜中の2時くらいだったと思います。


当然バスも無く、街までは歩いて2~3時間の距離にありました。


韓国の友人は


「大丈夫、タバコさえあればどこまでも歩ける」と言い


ハードボイルドだなぁ、と感心しましたが


私はタバコは吸わないので、先ほどの意地悪な日本人に渡し損ねた


チョコパイを食べながら歩きました。


その間私達は、日韓関係について語りながら歩きました。


その時、彼が言った


「私達は個人間では仲良くなれるけど、国家間では絶対仲良くなれないよ」


という言葉が、印象的でした。

結びに:ああ、懐かしい。

最近、ついてない。

HEKOMI


週に一回、泳ぎに行っています。

 

友人のダイエットに付き合うという名目で、始まったのですが

 

今では私の方がはまっています。


なぜなら、水の中に入ると母のお腹の中にいた頃を思い出して


とても落ち着くからです。


嘘です。


本当は、泳ぐと嫌な事を忘れられるからです。(頭回らないくらい、疲れるまで泳ぐから)


この日も、前日に自転車を撤去された事を早く忘れたくて


張り切っていました。


「くそっ!!中野区役所めっ」


と、いつも以上にプールサイドを勢いよく蹴って飛び出しました。


すると、いつも以上の水圧で海パンがめくれてしまい


半ケツに。


「グボボッ!!」

 

パニックになりましたが、水中ではいくら叫んでも泡しか出ません。


さらに、習慣とは恐ろしいもので半ケツのまま


普段どおり『伸び』のポーズで、つい5メートルほど直進


引き返す術を失いました。(一方通行のコースで泳いでいた。)


それでもなんとか、尻を水面に出さないようにしようと


必死に深度を深くとって泳ごうとしましたが、


逆に水流が海パンに流れ込んで来て、状況が悪化・・・・。


そんな日に限ってプールの監視員が


かわいいオネーさんだったりするから・・・(泣)。


・・・・・この日は、いつも以上に泳ぎました。


結びに:ゴムの強い新しい海パンを買おうと思います。

ウエルカム トゥウ ヘル

TOMAS


昨日、筆記試験がありました。

 

朝、早かったせいか、筆箱を忘れたり、自転車の鍵を忘れたりして

 

2回程、家を出たり入ったりしました。

 

しかし、普段の私ならば忘れたそのまま、家を飛び出してしまうハズです。

 

流石、内定をとった人間、油断なぞ微塵もない

 

などと、自画自賛しながら駅へ向かいました。

 

風の強い日でしたが、あまり気になりませんでした。

 

そう、今の私にとっては全てが追い風

 

スーツ姿で、電車に揺られていると

 

もうすっかり社会人気分、自然と背筋も伸びます。

 

エリートサラリーマンよろしく、意気揚々と試験会場に入りました。

 

「さぁて、いっちょもんでやるか」と、

 

筆箱からシャーペンと消しゴムを出し、時計を・・・・・時計を・・・・

 

忘れましたぁぁ(泣)。

 

試験では、精神的な動揺が致命傷になりかねません。

 

「いやいや、いかんいかん、ちょうど良いハンディだ。」

 

と、必死に自分に言い聞かせ

 

そう、まずは深呼吸だ。吸ってぇ、はいてぇ、吸って、はいてぇ、


ようし落ち着いてきたぞぉ。

 

・・・んっ?ホワイトボードに何やら、文字が・・・・・・・

 

『試験終了後、問題用紙、回答用紙、エントリシートを回収します。』

 

そうそう一生懸命書いたんだよ、エントリシート・・・・・・


忘れましたぁぁ(泣)。

 

・・・・・・・・・・

 

その旨を試験監督の方に伝えると

 

「じゃあ、次の面接の時に持ってきてくださいね。」

 

と言いながら、さりげなく名簿に三角印のチェック

 

果たして、私に次はあるのか?


筆記試験はというと、


これまたボッコボコ。

 

ほとんど、自分リンチ状態

 

フラフラで、建物をでました。

 

あまりのショックで、背筋は曲がる一方

 

何もない平坦な道でつまづき、

 

乗り換えを間違え見知らぬ駅で降りてしまったり・・・・・・。

 

人間、幸福な時こそ油断すべきじゃない。

 

中学生くらいの頃には気がついてましたけどねぇ。

 

結びに:勉強になるなぁ、就活は。

やったぁ~!!

EGAO2


内定でましたよ。

 

最終面接の結果待ちだった、企業さんから!!

 

あの、あれですね。『経験泥棒』の時の企業さんです。

 

いやぁ、すげぇ嬉しいです。

 

なんか、就職活動に関しては、失敗続きだったので凹み気味だったのですが、

 

こんな、ズレた言動しかできない自分に内定をくれた企業に大感謝です。

 

これで、もう少し余裕を持って、他の企業にもチャレンジできそうです。

 

応援してくださった、みなさんありがとうございました。

 

結びに: ハッピィー!!

 

このブログ書くために、就活やってます。

OTUKARE


 

ゼミの先生の紹介で某企業の説明会に行きました。

 

先生から「とにかく、質問するなりなんなりして、インパクトを残してきなさい」

 

と言われました。

 

「なるほど、インパクトか・・・・・・」

 

ここで、この「落とし穴」を愛読してくださっている、数少ない読者のみなさんは

 

「またぁ、どうせ間違ったインパクト残して来たんだろう?」とか思っているんでしょう?

 

甘いですよ。

 

そう何度も、みなさんを喜ばせてばかりいられませんから。

 

そろそろ、私も本気ですから・・・・・・・・・(←最初から本気だけど)

 

説明会は、20人弱の少人数で行われました。

 

また、人事の方も「ざっくばらん」な方で(←好きなタイプ)

 

非常にリラックスして臨むことができました。

 

そのため、質疑応答の際も自然と手を挙げられましたし

 

我ながら上出来だったと思います。

 

説明会も終わり、提出書類に必要事項を記入している内に

 

部屋に残った学生は私一人となってしまいました。

 

すると、人事の方が話かけてきました。

 

私が、緊張してこたえようとすると

 

「これ、面接じゃないから、いいよ気楽で」と、言ってくださりました。

 

その言葉で、つい舞い上がってしまい・・・・

 

(↑たぶん、転校して来て、友達できるか不安で一杯の時に

 

隣の席の子が話しかけてきた時の心境)

 

「○○とか、受けましたか?」(○○は、第一志望だった会社で、すでに落ちています)

 

という、質問に

 

「はいっ!!あこがれの○○ですよね、見事に落ちました!!アハハっ(笑)」

 

・・・・・・・人事の方から、笑顔が消えました。

 

・・・・・お前、あこがれって・・・・他の会社の人の前で言う事じゃないだろ・・・・

 

・・・・・・しかも、見事に落ちたって・・・笑って言うことじゃないだろう・・・・

 

そんな・・・・・そんな台詞が、人事の方の顔から・・・・・顔から・・・・・ウッウッ(涙)

 

というわけで、しっかり間違ったインパクトを刻みつけてきました。

 

流石に凹みまくり、帰りの電車はずっと、うつむいていました。

 

この口が、憎い。

 

結びに:その後、ビリヤードで友達に

 

     ボロ負けして更に凹みました。

 

     ・・・・・・笑えよ。



黄金週間 第二話

KAMESENNIN


プチ同窓会しました。

 

男、7人で。

 

みんな髪型だけ変って、顔は昔のままでした。

 

もしくは、太ってました。

 

一次会、焼き肉でした。

 

ものすごい、久しぶりに会うので

 

会話に困りました。

 

でも肉を焼く音が、気まずい沈黙を埋めてくれました。

 

二次会、カラオケでした。

 

クーラーからは冷気ではなく、異臭が流れ出てくるので

 

クーラーを点けずに、『省エネ、エコカラオケ大会』をしました。

 

男、7人ギュウギュウの部屋で、気温が上がりまくり、

 

室温上昇にともなって、成人男性特有の酸味のあるキッツイ臭い

 

部屋中に充満し、『省エネ、エコカラオケ大会』から、

 

『正直、コエーカラオケ大会』に・・・・・

 

また、一度トイレのため退室してフレッシュなエアーを吸って戻ってくると

 

部屋の臭いが、一段と強烈に感じられ・・・・それはもう、筆舌しがたい。

 

泣く子も黙る、とだけ言っておきましょう(←息したくないから)。

 

視覚的にも、結構ヤバめで「苺のパンツ」とか見えました。

 

結びに:そこは、男のネヴァーランド、

 

     ピータパンやフック船長、チンーベル

 

     に会いたい人はいつでもどうぞ・・・・。

黄金週間 第一話

PIKKORO


お正月ぶりくらいに田舎に行きました。

 

父が「たまには長めにおいでよ」と行ったので

 

「そーか、そーかそんなに息子と遊びたいのか」と思い

 

二泊三日の予定で行きました。

 

田舎に着くと、まず地元の住民しかいない温泉に行き

 

父が温泉の特性と言い張る何かヌルヌルしたお湯につかり(←人間の垢なのでは?)

 

コロッケカレーを食べ、アイスをかじりながら家に帰ってくると、

 

庭が雑草だらけで、ボウボウです。

 

夏が近いのだなぁ、とか、蚊に刺されるのは嫌だなぁとか思っていたら、

 

父が・・・・・

 

「明日、僕ちょっと用事があって朝から出かけるけど、帰ってくるまでに雑草むしっといてね

 

と、一言。

 

ああ、なるほど・・・・・そのために長めにおいでと言ったのね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

オラァ、息子なめとんのかぁ!!

 

と、開口一番かたわらに置いてあったビール瓶で父の頭を一打

 

もんどりうって、転がっている父を尻目に庭に火を放ち、燃え盛る炎をバックに

 

「これで、当分草むしりから開放されますよぉぉぉ、父さぁぁぁん」

 

と、叫ぶ自分を想像していると。

 

「じゃあ、僕、明日早いから後よろしくね」

 

と、父は早々に就寝。

 

何もない田舎なので、仕方なく最近住み着いた猫の「ジョパンニ」の

 

ふっくらとした金玉を、猫じゃらしで突っついて遊んでいました。

 

結びに:草むしりは、伯父さんと伯母さんが手伝ってくれ

 

     たので思ったより早く終わらせる事ができました。

 

     また、お昼にはカルビクッパを食べさせてくれました。

 

     ありがとう、伯父さん、伯母さん。

経験泥棒。

ORAORA

 

経験泥棒。

 

入社した会社に貢献しない内に、3年くらい勉強してとっとと辞めてしまう人の事です。

 

私が、そうです。

 

はなっから、母の会社を継ぐつもりです。

 

たぶん、そんな人、あまり会社もいらないと思います。

 

だから、その事は黙ってます。

 

と、いった感じで先週、初めて面接に行ってきました。

 

大変、緊張しましたが、悪くはなかったと思います・・・・・前半は。

 

面接の方は亜細亜大学出身の方で、とても良くしてくれました・・・・・あの質問が出るまでは。

 

「・・・・では、家族構成、聞かせていただけますか?」

 

「はいっ、父と母と私の三人です。」

 

「はぁ、そうですか、ご両親のご職業は?」

 

「はいっ、父は教員をしております。母は会社をやって・・・・・(←ここで気がついた)おります。」

 

言っちゃった

 

面接官の顔色が変わりました。

 

「じゃあ、将来お母さんの後を継ぐってことかなぁ?」

 

「は、は、はぁ、おそらく、そうなるかとぉ~」

 

「ああ、そうですかぁ」

 

一気に興味を無くしたのか、その後の面接は、でした。

 

「身長は?」

 

「・・・・・172.6センチです。」

 

「体重は?」

 

「・・・・・64キロです」

 

「血液型は?」

 

「・・・・・A型です」

 

とても、意味がある質問とは思えないっっっ。

 

「なんか、スポーツとかやってた?」

 

「・・・はい、中学で卓球を高校で弓道をやっておりました。」

 

「なんで、卓球から弓道に転向したの?」

 

「・・・・・・モテルかなぁ、と思って。」

 

「!!!・・・・・アハッハッハァ(笑)、弓道じゃ、モテナないからぁ」

 

わかってるよっ!!痛いほど!!(泣)

 

「はい、じゃあ、今日は有難うございました。これから作文書いてもらうから、

 

書けたら提出して帰宅していいよ。」

 

テーマは、『履歴書に書けない私』でした。

 

この時点で、面接落ちを確信していた私は、もうほとんどヤケクソ。

 

風呂掃除と、食器洗いと、ゴミ出しを嫌な顔一つせずできます。

 

みたいな事を作文に書いて提出しました。(しかも、規定文字数の半分で)

 

いずれ、潰すと心に誓い帰宅しました。

 

で、本日、結果が来ました。

 

最終試験の案内でした。

 

・・・まだ、俺で遊び足りないのか?・・・おもしろい、とことん付き合ってやるぜ。

 

・・・・・・・・・戦いが始まりました。

 

結びに:実は普通に嬉しかったです。

 

     まだ、どうなるかはわかりませんが

 

     チャンスを与えていただいので頑張りたいと

 

     思います。

 

     

 

 

 

 

就職戦線異常ありあり!!

GORONE

 

昨日、某大手紙会社の説明会に行ってきました。

 

この悲劇は、パソコンでエントリーをした時から始まっていました。

 

この会社は募集をしている職種が5つあり

 

学生はその中から一つを選んでエントリーするという形式をとっていました。

 

私は、一番オーソドックスな『事務系』にエントリーしたかったのですが、

 

すでに満席になっていました。

 

困ったなぁ、とパソコンの画面を見ていると、

 

まだ『林材系』という職種に空きがあるようです。

 

『林材系』・・・もう響きだけで泥臭くて、いかにも人気がなさそうです。

 

山で、働くのだろうか?

 

黄色のヘルメットを被り、作業着を着て木を切っている自分を想像しました。

 

・・・・・・いいじゃないか。

 

きっと、広く文系などからも募集を募っているに違いない。

 

と、勝手に思い込み早速、エントリーをして説明会に行きました。

 

会場は屈強な男達ばかりで埋め尽くされているのかと思いきや

 

意外や意外、結構女子もいます。

 

嫌な予感がします。

 

説明会が始まりました。

 

開口一番、「みなさん、森林科学科で勉強されていると思いますが・・・・」

 

・・・・え゛っ!

 

「ちょっと、森林科学科で勉強されている方は手を挙げていただけますか?」

 

いや、そんなマニアックな学科の人間なんて一握りのハズ・・・・・。

 

とりあえず、見える範囲の人達はみんな手を挙げていました。

 

手を挙げていないのは、私と開始早々隣で爆睡している男の二人のみ

 

社員の方は挙手で埋め尽くされた会場中央に空いたエアーポケット(私達)を

 

一瞥すると、「あ、やはり、ほとんどそのようですね。じゃあ、話はしやすい・・・」

 

とても、帰りたい。

 

戦意を喪失したまま、質疑応答の時間になりました。

 

もういい、早く終わりにしてくれ、そう思っていると・・・・・

 

私の後ろから質問が、

 

「私は、森林科学科ではないのですが、枠はあるのでしょうか?」

 

同士よ!!君も間違えて来たのか!?しかも、ナイス質問。

 

「ええ、大丈夫ですよ。ただ・・・・ここ数年、森林科学科以外からは採用して

 

いないので・・・ハードルは、かなり高いです。」

 

外に出ると、雨が降っていたので駅まで走りました。

 

結びに:人事部長代理が、森本レオに似ていました。

 

     

 

 

 

もう、イヤ。

IYAN

 

1ヵ月程前の話です。 

 

「ちょっと、文書書くの手伝いなさい」

 

「なんの?」

 

「これ」

 

と、母が指を指したのは大好評50周年記念プレゼント第2弾と銘打った

 

インテリア雑誌でした。

 

抽選で選ばれた一握りのラッキーな人々に素敵なインテリア製品が贈られると

 

いう内容でした。

 

お洒落な棚やアーティスティックな椅子、可愛いティーカップと目移りしてしまう

 

ような品揃えです。

 

ただ、その中であえて母が選んだものは・・・・・

ものゴッツイスウェーデン製の食器洗い機。

 

「食器洗い機使うほど、おかずの数多くないじゃん!」

 

思わず、口にしてしまった本音さえも聞き入れられず、文章書きを手伝う事に。

 

以下は母、原案による文章です。

 

『毎号、楽しく読ませていただいております

 

(↑嘘だ!騙されるな!たまたま今回買っただけだ!)

 

将来、息子が家を建てる際、ぜひ参考にしたいと思っております

 

(↑何年先だ!明日よりも今晩のおかずを増やせ!)』

 

という、ごくごく短いものでした。

 

まぁ、これで母の気が済むなら良しとしましょう。

 

大人な私です。

 

そして俳句のように短い文章を書き終えた後、何気なく母に、

 

「・・・・・で、締め切りいつなの?」と、聞いてみると。

 

「今日、出さないと間に合わない」

 

「えっ!?今日、土曜日じゃん、もう郵便局閉まってるよ」

 

「大丈夫、新宿なら七時まで開いてるから」

 

「・・・・・」

 

当たりもしない応募ハガキをわざわざ地下鉄に乗って新宿まで出しに行く母親・・・・・・・・

 

その、情熱の一割でも息子への愛へ変えられぬものだろうか・・・・・。

 

思わず、涙が出そうになりましたが下唇を噛み、母を見送りました。

 

でも、食器洗い機当たりました(本当に)

 

当選結果を見て、悔しさのあまり

 

新たな「振り込め詐欺」の手口だと言張る私に母は、

 

ニタァ~と笑い。

 

「物事最後まで、あきらめちゃ駄目よ」だ、そうです・・・・・もう、イヤ。

 

結びに:夕飯のおかずもあきらめないで欲しい。